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2007年12月11日23時21分
時点のものです。

今や男性の二人に一人は一生の内に癌にかかる時代です。癌に関する最新情報を提供する書籍を集めました。癌治療の最前線情報もあります。免疫力を高めて切らないでも治す方法もあります。自分の命は自分の力で守りたいものです。
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東大のがん治療医が癌になって ああ無情の勤務医生活

東大のがん治療医が癌になって ああ無情の勤務医生活
価格:¥ 1,575
納期:通常24時間以内に発送

人気ランキング : 20979位
定価 : ¥ 1,575
販売元 : ロハスメディア
発売日 : 2007-05-25

あえて批判する

 医者も人間である。34歳だろうが東大病院のがん治療医であろうが、癌にもなるし難病にもなるだろう。著者はバイト先の定期検診で早期の肺癌を自分で見つけ外科切除をうけたのだそうだ。オペからまだ1年だから患者になった治療者の貴重な体験として書きとどめたかったのだろう。一般の市井の人々に日々起こっている「癌との闘い」を自分のようなエリートにも起こったことを過大視している。逆にそれまでは患者さんの本当の心理をわかっていなかったのかと勘繰りたくもなる。以前、国立がんセンター総長までした人も「がんになって初めて患者さんの気持ちがわかった」という本をわざわざ出版していたが、癌を告知され、生活に追われながらも治療続行中の患者達にとっては「なにおかいわんや」である。自分の癌と医療崩壊のテーマが短絡的に結びついている。東大の上司との共著になっているのもいただけない。サイコオンコロジーは近年途に付いたばかりであるが「がんの専門医」でさえキューブラーロスの「死の受容プロセス」から逃れられないのだという参考書にはなっている。

日本の医療を改善する原動力に

 医療関係者によるものも含め、がんの闘病記は珍しくなくなってきましたが、サブタイトルに(表紙では小さく)ある「ああ無情の勤務医生活」が、むしろ新鮮味があります。
 著者(加藤先生)が「自分の恥部」と述べている電子メール「重要な駄文」など、勤務医の極限的な精神状態がありありと伝わってきます。
 医療費抑制を訴える政治家すべてに読んでいただきたい本です。
 加藤先生のご健勝をお祈りするとともに、チャンスがあれば、政治的にも動いていただき、日本の医療を改善する原動力になっていただきたいと思います。
 第一刷では、わずかな差がありますが、この本が歴史的な名著になった暁には、プレミアムとなるのではないでしょうか。

まとまらない感想

自分の人生、医療制度について真剣に考えておられる様子から放射線治療医であるときも、きっと熱心に身を削って医師の仕事をなさっていたのでしょう。人不足に加え、著者の責任感の強さもあり夜中に眠れず、携帯電話の音に過剰に反応してしまったり、ついにはうつ状態に陥る。こういった症状はジュディス・L. ハーマンのいうPTSDの症状に似ていると思いました。病院に監禁されているような勤務状態、放射線治療医が少なく孤立無援な状況が続いたことなどが彼の心身のバランスを崩してしまったのではないでしょうか。医療制度のところでは著者の心の叫びが伝わり、胸が痛くなりました。また、医学知識があるが故に自分の病気のことが分かりすぎるところは同じ医療者として、他人事に思えませんでした。著者らしい人生を送っていただき、それについての本も読んでみたいです。

特異な病気とたたかうわたくしには、、、

勇気づけられました。
特異ではないアトピーが薬に食べ物により出たりするそれはつらい
日々でひやひやくらしておりました。が、近頃年もとってきたせいか
どうにかちいさなところで解決できるようになりました。
 わたしも死ぬまで闘い病気に負けずにめをそらさずに自らの命の
終わりを知りたいので。ちいさなカテーテルなんかの手術など
眠りたくないので、あの血圧プルスその他の機会がビビビと平坦に
なりご臨終をむかえるのをこの眼ではっきりみていたい。麻酔ぎらいです。

ぜんぜんレビューになりません。だって、あんなにご自身がかいたものの
一部でもながながと書かれては私達の出る幕がないなんて失礼。

ぜひ一読推薦いたします。

他人事ではありません!

本書を拝読し、多くの事に共感を覚えた。
自身、真菌性肺腫瘍により、著者と同様の術前検査及び手術を受けた経験がある。手術中の病理検査でがん細胞は発見されず病巣部の一部切除で済んだが、仮に悪性のものだったらと考えると、他人事ではなくなってくる。
もう一つは亡くなった父親のこと。原発巣を大腸のS字結腸部とする転移がん。肝臓に転移した状態でがん罹患が判明し、S字結腸の全摘術及び肝臓の部分切除術を同時に受けた。その時には既に肺転移があったらしく、骨転移の痛みに苦しみながら4年前の6月に最期を迎えた。がん発見から亡くなるまで2年半あまりの期間であったが、施された治療の妥当性について、当時は理解できない部分もあったが、理解できる部分が読後増したと言える。
早期発見がその後の治療方法や人生に大きな影響をもたらすことについて、健康を自負している人々に対しても警鐘を鳴らしおり、自分の健康状態を科学的根拠に基づき把握することは、個人の個人に対する責任であると同時に、周囲社会に対する責務でもあることを痛感した。
また、ご自身の治療医としての体験を通して現代医療の課題を鋭く指摘されており、医師と患者・家族の関係について、或いは患者自身の病気と対峙する姿勢について、「あるべき姿とは?」を問うているように思える。
ロハス・メディカルという医療情報誌にも、毎月連載で急性リンパ性白血病を経験された看護師のコラムが掲載されており、患者経験者としての医療従事者の言葉には、説得力と人生や周囲の人々への感謝とが込められていると感じる。
本書のような書物が、もっと多く世に出ることを期待するとともに、著者には講演会等でもご自身の体験に基づく医療論や患者論を展開していただきたいと強く望む次第である。



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