チェルノブイリいのちの記録 価格: 納期: 人気ランキング : 335216位 定価 : ¥ 1,995 販売元 : 晶文社 発売日 : 2001-10
現・松本市長である著者の人となりについて触れたくて購入しました。 現地での治療の様子が綴られています。 実際に日々のできごとを日記の体裁をとって、医者らしく冷静な筆致です。 しかしそこからは逆に治療への情熱が強く伝わってきます。 著者が市長に当選した後、癌であることを告白し入院された時期がありましたが、この地域で長く活動されたためではなかったのかとふと頭をよぎりました。 そんなリスクは覚悟の上だったと思います。 それでも、この医療活動を「自分さがしのための身勝手な考えによる行動」と言い切る格好よさ。 迷えるすべての人へ、ひとつの指針を与える作品ではないでしょうか。
チェルノブイリの事故を通して人間はいかに行動すべきかを教えてくれます。ボランティアのありかた、人の優しさについても考えさせ、教えてくれます。また、父から子供への無言のメッセージでもあり、日本人に生まれて幸せを感じることができる一冊でもあります。著者である「菅谷先生」が誇らしくも思えます。
菅谷医師の本。番組を観た後、思わず注文してしまいました。おこがましいようですが、これを購入することで少しでも菅谷さんと医療支援をなさっている方々のお役に立てればと願わずにはいられません。
大学助教授の座を捨て、チェルノブイリ原発事故による甲状腺の病気の患者を、自腹でベラルーシまで治療に行った医師の日記である。 その様子をテレビで見たある男子高校生は「さらに衝撃的だったのは、日本にあんなカッコイイ医師がいることだった。『カッコイイ』なんて表現は幼稚かもしれないが、不慣れな異国で必死に患者と共に病魔と戦っている彼の姿は、僕の中では『カッコイイ』以外の何ものでもなかった」と感想を書いた。 漫然と生きている自分が恥ずかしくなる本だ。にもかかわらず、菅谷医師は「あくまでも自分自身の人生を再構築するため、そして、自分探しのための、身勝手な考えによる行動」と表現する。 こんなすがすがしい話は、映画やドラマの中だけの話だと思っていた。それだけ現実にあったことにたまらない感動を覚える。 お金がないので、言葉や身ぶりで感謝の気持ちを伝えるベラルーシの人たちもすばらしい。菅谷医師は間違いなく、ベラルーシと日本を結びつけた、最高の「外交官」だ。